ハイレゾとかスペックのお話。(その2)


ハイレゾを写真に例えると?

デジタル音源は周波数HzとBit深度に分かれて表現されます。
よくある96KHz/24Bitとかのあれです。
これを写真にたとえて考えると、ドットの細かさが「Hz」、色の種類の多さや明暗が「Bit深度」だと思ってください。
前者がいかに精細に描けるか、後者がいかに深みを描けるかになります。
その点非常に明確でハイレゾ音源のデジタル規格策定に文句はありません。
問題は対応機器の方のアナログ規格です。



機器側はどうなってる?

では機器側をみてみましょう。
条件に「40KHzが再生出来ること。」と出てきます。
実はこのKHz。さっきの音源の規格のKHzとは違うKHzなのです。(ややこしい!)
PCモニターだったら解像度1920x1080、RGB 98%対応とかなのでデータの方の規格と一致していますね。
ところがオーディオだともう一個のHzが出てきてしまいます。




音源データのHzとは?

音源データの方のHzは1秒間の音データを何分割するかの指標になります。
一方で機器の方のHzは音そのものの周波数、音の高低を表しています。
音は一般に波(ここでは横波を言います。よく手で描く波線〜)で表現されます。
※疎密波うんぬんは脱線するので割愛

自然界ではその波は途切れることのない滑らかな曲線で表現されます。
それが細かく波打っているか、ゆったりと波打っているかが音程の高低のほうのHzです。
いっぽうで、音楽をデジタルデータにするためには0/1の世界に当てはめなければなりません。
よって、その波そのものを細かく切り刻んで数値化しないといけないわけです。
それは0か1なので 0.1とかの数値が使えません。0の次は1です。なのでガタガタの階段状になります。(というか、いくら桁数を増やそうが数字に置き換えた時点で連続性は失われます。)
ギザギザを少なくするためには、いかに細かく切り刻むかが大切になります。
この細かさの指標が音源データの方のHzです。
よって、「音程のHz」と「階段の細かさのHz」です。
まるで違いますね。

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ぽぷりのLeave me alone.

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