Shanling UA4 レビュー
こんにちは。ぽぷりです。・ω・
今回もドングルDAC。日本でも発表はされましたが、まだ国内未発売の最新の商品になります。
製品は”Shanling UA4”です。
ポタフェス(行ってない)でも展示されていたらしいので、気になっている方は多いのではないでしょうか。
AliExpressでは15000円前後で販売されています。今回わたしはブラックフライデーのセールやコインを使って12000円弱で購入できました。国内価格はどうなるのかな?
※国内価格は17000円弱で各小売店にて取り扱いが開始されました。
もしかしたら国内最速レビューかも?
ではいってみよう。
見た目とか
まずカラーですがシルバーとチタニウムがあります。
今回紹介するのはチタニウムです。チタン製ではなくあくまでアルミのアルマイトカラーなのでご注意を。
上面には刻印と本機の最大の特徴”ディスプレイ”がついてます。
そう、この機種はディスプレイを使って本機のみで各種設定を弄れるのです。この価格帯では異例の機能性で大歓迎です。
正面:黒い部分にはディスプレイが仕込まれている
点灯するとこんな感じ
出力は4.4mmと3.5mm
反対側にはUSB-Cポート
側面にはボタンが3つ(機能設定可能)
背面はガラス埋め込み
スペックとか
DAC: ESS ES9069Q DAC
OPAMP: RT6863 x2
ハードウェアボタン: ハードウェアボリューム / ソフトウェアボリューム / プレイバックコントロール
出力端子: 3.5mm & 4.4mm
出力: 211mW @ 32Ω
USB: USB2.0と1.0を切り替え可能
対応データ: 32bit/768KHz and DSD512
アプリ対応: Eddict Player対応
※Shanling公式サイトより引用(意訳)
このような形です。
DACは最新のES9069Qを搭載しており、その可能性は未知数。一方でオペアンプはもはや定番で安心のRT6863を搭載。
0.87インチのディスプレイがあるのが特徴で、現在の再生に関する情報(なんKHzかとかUSB X.0かなど)の表示とさまざまな設定へアクセスできます。
ハードウェアボタンはUA4本体のハードボリュームの変更(センターボタンは再生/停止)、接続先のソフトウェアボリューム連動(センターボタンは再生/停止)、前の曲・再生/停止・次の曲への割り当て、以上3通りに変更できます。これが本体のみで設定変更できます。
バランス出力は32Ωで221mWと結構なパワーがあります。
今回決め手になったもの
- 本体液晶での設定変更操作
- 最新のESS製DAC
もう完全にこの2つ、特に1つ目ですね。
真ん中の再生/停止ボタンを長押しであらゆる設定を変更できるのですが、それがとても多岐にわたっており便利です。
変更できるのは、
・ゲインレベル
・PCMフィルター
・キーの割り当て変更
・左右の音量バランス
・フォントの変更
・画面の明るさの変更
・スクリーンセーバーへの移行時間
・画面の表示向き
・電力アイドルタイムの変更
と、かなりの設定が本体のみでできます。これをこの価格帯で搭載してきたのは本当に素晴らしいと思います。
気に入っているところ
- 音質はかなりいい
- 画面付きなのにコンパクトで軽い
- 独立ボリュームどころの騒ぎではないコントロール性
まず、音質はかなりいいです。安心のRT6863でESSのDACながら滑らかな音を実現しています。
一方でES9069Qが音質にどの程度寄与しているか分かりませんが、少なくとも変な癖はないように思います。解像度の高いESSサウンドです。
ドングルDACにしてはかなりのハイパワーなのでよほど能率が悪いものでなければヘッドホンもいけます。一方で出力が大きいので、超高感度(110dbとか)や超低インピーダンス(10Ωとか)のイヤホンではバックグラウンドノイズが聞こえる場合があります。ただ、手持ちのイヤホン150本の中で感じられるのは片手で数えられるくらいなので、メインイヤホンがそれに該当する方以外は気にするレベルではありません。
取り回しについては、本体がアルミ製なので画面がついているなど多機能なのにとても軽く、つけていて負担には感じません。付属のケーブルもしなやかで扱いやすいです。
そして何よりもコントロールボタンからいろいろとアクセスできるのが本当に素晴らしい。
iPhone版Eddict PlayerではUSB機能アクセスに対応していないので、とても助かります。
もう感動といっていいレベル。
微妙なところ
- 画面と背面がガラスなので割れないかは若干不安
- iPhone版Eddict PlayerはUSB機能にアクセスできない
正直微妙なところはこれくらいしかありません。
2つ目に至っては本体でできることがスマホの画面でできるようになるだけなのでさほど問題にもなりません。それにアップデートで対応してくれる可能性もあります。
※残念ながらiOSでUSB機能へのアクセスが厳しく制限されているらしいので、Shanlingに限らず各社のアプリで対応がほぼ不可能ということです。(2024年4月現在)
まとめ
- 迷うならとりあえず買っとけ
こう言い切ってしまっていいレベルで完成度の高いドングルDACが出てきました。しかも手ごろな価格で実現しているのが素晴らしい。
ユーザビリティとコストパフォーマンスに優れた現時点の完成形といってもいいのではないでしょうか。本当に迷ったらこれ買っとけレベル。
欲を言えばケースが欲しいですが、それが追加されるのかどうかは分かりません。
※純正の革ケースがオレンジとグリーンの2色展開で中国にて発売されました。国内で展開されるかは不明です。
※2色ともに国内価格1600円弱にて取り扱いが開始されました。
今回は本当に大大大満足のお買い物でした。
国内価格がいくらになるかは分かりませんでしたが、この製品要チェックですよ。
※国内価格の17000円弱でも十分買いの商品です。国内価格は発売時の円安を考えるとかなり頑張ったと思います。
では、今回はこの辺まで。来年もよろしくお願いします。(=゚ω゚)ノ
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