MOONDROP DAWN PRO レビュー


こんにちは。ぽぷりです。・ω・

今回もドングルDAC。日本でも正規に販売された最新の商品になります。

製品は「MOONDROP DAWN PRO」です。"MOONDROP"についてはもう説明不要なブランドに成長しましたね。感慨深いです。

CS43131デュアル搭載で私が勝手に"MOONDROP"の兄弟的存在と思っている"TANCHJIM"から出ている「SPASE」が13,500円というのに対して9,450円と安く出してきました。

主にこの二つの違いについてを随所に滑り込ませながらレビューしていきます。

ではいってみよう。 



見た目とか

見た目は色も同じシルバーのアルミアルマイトで本当に兄弟機みたいですね。比較写真は載せませんがサイズもほぼ同じで見た目の色もほぼ同じです。 「SPASE」がアクリル窓で、こちらの「MOONDROP DAWN PRO」は多孔ですね。埃が入りそう。

表は多孔で埃が入りそう。横には刻印が。


でも実はそこにランプが仕込まれていて音源の種類やボリュームのエンドを教えてくれます。


サイドにはボリュームボタン!!


3.5mmと 4.4mm端子


反対側にはUSB-C


裏面は何もなし


「SPASE」のケーブルと違ってシールドしてないようにも見える



スペックとか

DAC: CS43131 x2
重さ: 13g サイズ: 42mm x 22.45mm x 12.39mm
出力端子: 3.5 Single-ended, 4.4mm Balanced
周波数応答: 5Hz - 82kHz (±1dB)
バックグラウンドノイズ: 4.4mm: 1.3μV (AES17 20kHz) / 3.5mm: 1.5μV (AES17 20kHz)
SNR: 4.4mm: 131dB (A-wt) 3.5mm: 123dB (A-wt)
ダイナミックレンジ: 4.4mm: 132dB (A-wt)
出力: 4.4mm: 4Vrms / 3.5mm: 2Vrms THD+N: 0.00014% (AES17 20kHz, no load) 

このような形です。 CS43131 x2搭載はもはやドングルDACの大定番ですね。

"TANCHJIM"「SPASE」も同じくCS43131 x2搭載でアンプ内蔵チップなので詳細スペックもほぼ同じです。



今回決め手になったもの

  • 独立ボリュームが付いていること。
  • ハイレゾロゴが印字されていないこと。
  • "TANCHJIM"「SPASE」と比べてみたい 

何もかもが似通っているこの"MOONDROP"「DAWN PRO」と"TANCHJIM"「SPASE」この二つ。比較したくなっちゃうよね。

そしてハイレゾロゴなしのデザイン重視。さすがです。

そしてボリュームボタン!!ちゃんとハードウェアボリュームコントロールで100ステップもあるそうです。最高。



気に入っているところ

  • 若干ドンシャリで楽しい
  • コンパクトで軽い
  • 独立ボリュームは正義

ほぼ同じ構成で仕上げているにもかかわらず、ほんのわずかですが"TANCHJIM"「SPASE」と音が違うのが面白い。これだからオーディオは面白い。

"TANCHJIM"「SPASE」はフラットに近いのですが、"MOONDROP"「 DAWN PRO」はごくわずかにドンシャリで、特に高域に若干の刺激を感じます。この辺がメーカーコンセプトと一致している感じで面白いですね。そしてどちらの製品もバックグラウンドノイズは皆無です。

そしてアルミなので軽いし、ケーブル外せるし、ボリュームは独立だしで使い勝手は最高です。



微妙なところ

  • 曲や音量によって高域がやや刺さることも
  • 付属のケーブルがシールドされてるように見えない
  • 多孔なデザインなので埃が入らないかちょっと心配

こんなところでしょうか。

ドンシャリ気味で楽しい一方、逆に言うと刺激的すぎる瞬間も少ないですがあります。

あとケーブルが"TANCHJIM"「SPASE」に比べてシールドしてないように見え、ちょっと微妙。

最後は多孔デザインなので埃が入らないかちょっと心配なところですね。



まとめ

  • 若干ドンシャリよりでCS43131の内部アンプっぽさが強い
  • コンパクトで取り回しがしやすい
  • 独立ボリュームは正義
  • 安い

まあ音はCS43131の音なので似た製品から想像もできます。ただ、ちょっとCS43131の内部アンプっぽさをストレートに出しすぎかなと思う瞬間もあったり。

でも取り回しはしやすいし、やはり独立ボリュームは正義ですよ。

そして1万円でおつりがくるっていうのもありがたいですね。

元デザイナーとしてはネジが一切見えないデザインや、余計なロゴ類の廃止、多孔デザインとLEDの見せ方、(音にいいかは分かりませんが)美しいケーブル、ボリュームボタンが-が小さく+が大きいというイメージとも合いやすいユーザビリティなど、そのレベルの高さを感じました。

総じていい製品だと思いました。"TANCHJIM"「SPASE」とどちらにするかは値段や見た目で決めちゃってもいいと思いますよ。


では、今回はこのあたりで。(=゚ω゚)ノ

ぽぷりのLeave me alone.

オーディオ歴20年以上のとある販売員が突然始めたブログ。(*´꒳`*)

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