Fosi Audio DS1 レビュー


こんにちは。ぽぷりです。・ω・

今回もまたまたドングルDACのレビューです。

Fosi Audioは日本ではまだ正式に取り扱いのないメーカーですが、精力的に廉価で高品質なオーディオアイテムをリリースし続けている注目のメーカーの一つでもあります。デザインも割とまともでガレージメーカー以上大手未満といった立ち位置です。

Aliexpressにて8774円で購入しました。

ではいってみよう。



見た目とか

まず見た目ですが「無骨」というのが第一印象。ガジェ好きは好きそうな見た目。

かといってダサくはなく個人的には嫌いじゃないです。(ガジェオタですが何か?)

こんなやつ


裏面はこんな感じ


3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスを装備


反対側はUSB-Cポート


ケーブルも割とまともそうなものがついてきます


継ぎ目とかは接着剤がちょっとはみ出していたり、ちょっとご愛敬のあるクオリティ。でも全然がっしりしていて特に問題はありません。

USB-Cポートは意図的に硬めにしてあるそうで抜け防止に役立つそうです。実際かっちりした嵌め心地で好印象。そういうところは気が利くのね...。



スペックとか

出力: 120mW(SE); 220mW(BAL)
対応インピーダンス: 16-300Ω
入力: USB Type C
出力: 3.5mm(SE) + 4.4mm(BAL)
周波数帯域: 20Hz-20kHz (±0.5dB)
THD: 0.0006%(32Ω SE); 0.001%(32Ω BAL)
SNR: ≥120 dB
PCM: 32bit/768kHz
DSD: DSD64/128/256/512
DAC: ES9038Q2M
素材: 錫合金
重さ: 38g

スペックはこんな感じですね。

おそらくバランス端子も備えたものの中では最安のES9038Q2M搭載ドングルDACです。

3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス両対応。これで1万円行きません。驚きです。

OPAMPは公開されていないのでわかりません。ただ出力は結構高いです。

で。めちゃくちゃ珍しいのが素材で、なんと錫合金を利用しています。理由は不明です。

しかし、形状から見てわかる通りイヤホンジャック部分以外は薄く作られているので、亜鉛合金ゴールドバーなEPZ TP30ほどまでは重くありません。(あっちは55gですからね。)

それでもちょっと重めにはなります。



今回決め手になったもの

・ES9038Q2M採用最安値DACの性能やいかに

これにつきますね。TP30の時も言いましたがES9038Q2Mですよ。最高峰のモバイルDACですよ。めっちゃ音のいいDACですよ。前回と同じく期待感しかないよね。 

あと決め手というほどではありませんでしたが、ボリューム同時押しで対応インピーダンス切り替え。プラス長押しでUSB1.0モードに入れます。つまりSwitchとかのゲーム機とかへもプラグインプレイ。妙に気が利いてますねこのメーカー。

バランス端子はあってもなくてもいいです。毎回しつこくて恐縮ですが、バランスが優位という考えはないので。(違うのはわかりますが、違う=優位 ではないです。 全く使わないわけではありませんが、リケーブルしてまでは使わないって感じです。据え置きやとんでもないヘッドホンはまた別の話になってきますが。)



気に入っているところ

  • 全然音いいんですけど...
  • なんかしっくりくる重さ
  • 独立ボリュームを搭載

音はTP30よりは鮮烈さは劣るけれども、その分角が取れて音楽的ともとれる絶妙なバランス。OPAMPは何を使ってるんだろう...。分解したいけどネジ組じゃなくて接着なのでムリ。

とにかく、1万円以下でこの音で不満な人はいないのでは?

あと、やっぱり多少の重さはいいもの持ってる感がありますね。TP30の時はスマホ破壊されそうと思うほどの重さでしたがこちらは許容範囲。

そして何より独立ボリューム最高。しかも試した感じ100ステップくらいありそうです。大満足。

独立ボリューム‼



微妙なところ

  • ちょっとびみょいビルドクオリティ(75点くらいはあるけど)
  • 熱くなる(ESS製DACの宿命か...)
  • 国内正式に代理店がない

ビルドクオリティは100点とはいかず、かといって不満ともいかずってところ、まさに微妙なところです。

そしてやはりESSのDACは熱くなりますね。ならないチップもありますが、ES9038Q2MはOPAMPも別に載せてるはずだし熱は持ちがち。ただ、なぜかTP30ほどは熱くならず。多分筐体に無駄な厚みがなく錫の方が亜鉛より熱伝導がいいからかな。まあ、合金なので推測ですが。

あとは代理店がないので壊れたらサポートはちょっとめんどくさいかな。自分は英語ができますけど、日本語ほどサクサクは打てないし、やり取りに時間もかかるし。(ちなみに別件でFosi Audioの人とメールでやり取りしましたが、丁寧で返信も早く好印象でしたよ。)

心配なひとはAmazon発送扱いでシンセンオーディオ(SHENZHENAUDIO)が出してくれているのでそちらで買うとよいでしょう。しかも今(23/8/2時点で確認~8/19終了予定)20%オフクーポンを出してくれてるので個人輸入ほどではないですが近い価格で買えますよ。



まとめ

  • 音は想像よりずっと良い。ちゃんといい音。
  • 見た目かっこいい
  • 独立ボリュームは正義
  • 代理店はないので英語ができない人は注意

こんな感じですかね。音は1万円以下No.1といってもいいくらいです。正式に代理店のあるメーカーではないですが音のクオリティはかなり高いです。

あと個人的に見た目と重さはちょうどいい感じで好きです。

そして独立ボリュームは正義。(100回は言いたい)

しかも先に述べた通り、この機種100ステップ近くあるんですよ。確実にちょうどよいボリュームにできます。つなぐ機器変えたときちょうどよいところまで直すのが大変ですけど。(ちなみに長押しで連続入力できますが爆音になったりしないように注意)

最後はまだ国内代理店がないということですね。なので基本的には自己責任になります。

まあ細々とではありますが据え置き機器はコイズミ無線で取り扱っていたりするくらいのメーカーなので、代理店入れて全国展開していないだけで製品のクオリティは心配いらなさそうではあります。(ちなみにこの製品はコイズミ無線での取り扱いはありません)

最近は日本語でやり取りしてくれる中国メーカーやセラーもありますし、英語の勉強のいい機会だと思って海外通販に挑戦するのもありかと。

では、今回はこのあたりで。(=゚ω゚)ノ

ぽぷりのLeave me alone.

オーディオ歴20年以上のとある販売員が突然始めたブログ。(*´꒳`*)

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