レビューについて思うところ(加筆修正版)
レビューというものについていくつか意見が散見されますので、私なりの考えを書きたいと思います。(´ー`)
以下、少々長いうえに全て文章で構成されているのでご注意ください。
そもそもレビュー【review】とは?
レビューとはそもそもなんなのか。ここではロングマン英英辞典を参照してひも解いていきます。
なお、ここではオーディオレビューについて語っていることに留意してください。
【review】の解説の中からオーディオレビューに近しい項目を抜粋すると
【review】an article in a newspaper or magazine that gives an opinion about a new book, play, film etc.
「新しい本、演劇、映画などについて意見を述べる新聞や雑誌の記事のこと。」となります。近年では個人でもブログやSNSという形で発信できるので、その記事についても含まれます。
次に説明文中に出てくるオピニオン【opinion】とは
【opinion①】your ideas or beliefs about a particular subject.
「特定の主題についてのあなたの考えや信念。」
【opinion②】judgment or advice from a professional person about something.
「何かについての専門家からの判断またはアドバイス。」
の二つが主だった意味合いです。ここで二種類あるのが重要で、②はほとんどの方が該当しないはずです。それは下記の通りです。
最後にプロフェッショナル【professional】とは
【professional】relating to a job that needs special education and training.
「特殊な教育や訓練を必要とする仕事に関連する人。」
以上がロングマン英英辞典による主だった部分の解説です。
つまりレビューとは?
以上の事からオーディオのレビューについては、
オーディオ機器の開発、測定会社等において一定以上の期間を専門技術者として従事している(いた)方を除いて、どんなに専門家っぽいことを並べたところで、「特定の主題についてのあなたの考えや信念を意見として述べる記事」の枠を出ることはできない。
ということは念頭に入れておいた方が良いでしょう。
つまり、ほとんどの人はオーディオについて主観に基づいた意見以上の評価を何ら正当にできる立場にありません。ましてや測定値などを載せようとも、参考資料「以下」のレベルであって何ら根拠は示せません。「測定値を載せているレビューが正しく載せてないレビューはナンセンス」など他人のレビューと上下関係を争うなど、そもそも個人間のレビューの差異比べなどはどんぐりの背比べという事を理解していれば出てこない争いです。
なぜなら所詮素人レビューに過ぎないからです。
それを自信満々にいう人の99.99999%は「自称専門家(勘違い素人)」であって「本物の専門家」とは大きな隔たりがあることは忘れないようにしたいところです。そもそも本物の専門家はデータというものは「客観的事実であるかは常に危うい。(再現性など慎重な検証を経て始めて通用する)」という意識を持っています。
当ブログにおいても測定グラフ等は「個人の測定の域を出ず、正確性等については保証できないので参考になるかは分かりません。」としています。(そんな堅っ苦しい書き方はしてませんが)
レビューや測定をしているのは、はっきり言ってただの自分の趣味で、誰かの役に立とうと思っての事ではありません。ましてや製品を客観的に評価して業界の役に立っているなどという思い上がりは絶対に持ちたくありませんね。
例えば測定グラフで言えば閉管共鳴のポイントなどもミリ単位で揃えているか証明できませんし、数百回測定して平均出してるわけでもなし。音の感想に至っては使っている機材が必ず同じで毎回同じ条件下になっているかなどいちいち気にしていません。
まとめ
我々多くの素人は「特定の主題についてのあなたの考えや信念を意見として述べる記事」つまり主観的意見を書けばそれでよく、むしろ中途半端な知識でデータを載せることはかえって混乱や誤解を生む危険性もはらんでいることを意識できれば十分だと思います。
じゃあお前はなったことないのか?1度や2度の身に覚えはありますとも、だって人間だもの。(´-`)
【どんなレビュー書くのも自由。ただし立場はわきまえて。】
それさえ心にとめておけば、客観的事実に基づこうが主観だろうがそれは立派な「レビュー」ですよ。
ここまで読んだ方が本当のプロの方だったらすみません。私に言えるのはそれくらいです。(*'ω'*)
0コメント