SOUND BLASTER X1 レビュー


こんにちは。ぽぷりです。・ω・

今回はちょっと変わり種のドングルDACを紹介します。

ドングルDACというとオーディオ用を思い浮かべますが、ゲーミング用も出ています。

今回紹介するのはゲーミング界隈ではもちろんオーディオ界隈でも知っている人が多いであろうCREATIVE製のドングルDAC"SOUND BLASTER X1"をご紹介します。

こんなやつ



どんな製品?

この製品、実は名前を変えてマイナーチェンジした製品で結構前にSXFI AMPという製品名で一度製品化されているのです。

当時は万円超えの高級品でしたが、時代も移り変わり今回の製品は大体8千円前後で入手が可能となっております。

さて、旧製品名にも影響しているように、"Super X-Fi"というのがクリエイティブ独自の仮想サラウンド技術の名称になっています。仮想サラウンドといえば様々なものがありますが、この技術はスマホで個人の顔、耳の撮影を行い、パーソナライズするという画期的なものです。

Androidスマホがあれば自宅でできちゃうんですからすごいですよね。(今のところAndroid限定)

しかし、実はこの製品はオーディオ用としても抜かりない性能を持つダークホース的存在なのです。

DACにはAK4377を搭載し、それとは別にバーブラウンのオペアンプINA1620を積んでいます。この組み合わせはオーディオ界隈でも非常に評判がよく、サラウンド抜きに音が良いのです。というかアンプ内蔵DACなのにわざわざオーディオ用アンプ追加してるところが変態ですよね。いいと思います。

音のいいドングルDACがほしいけど、本気で聴くときはどうせDAP使うし、ドングルDACくらいはなんか変わり種がほしいってお方にピッタリの製品です。

USB-Cポートが一つ


反対側には3.5㎜ジャック


上はSuper X-Fiのオンオフボタン

下には音量±ボタン・中央にコントロールボタン



気に入っているところ

・独立ボリューム搭載(Androidのとき)

・再生停止ボタンもついている。

・Super X-FiがGen3になって結構面白い。

やはり独立ボリュームは便利。細かく音が調整できます。また、コントロールボタンで再生や停止、曲送り、戻しなどもできます。これもやはり便利。

サラウンドオフの音質は普通に良いです。オーディオクラスの音がします。駆動力も結構あり、普通の製品なら大体問題ないです。

サラウンドはソフトウェアアップデートで初代Gen1からGen3まで進化しました。そのサラウンドGen3の音質はGen1の時代よりだいぶ改善され、結構リアルに「前面」に展開します。残念ながら「全面」には展開しません。(2ch音源である限り全面展開は自然にはできない。)

特に動画を見たりゲームをするときはとても自然に展開します。ちょうど目の前の液晶から喋って聞こえてくる感じ。一方で位置関係のつかみやすさはあまり良くないので、自分はやりませんがFPSゲームには全く使えないと思います。映画やASMR、雰囲気ゲーなどにはぴったりです。

オーディオ用としてのサラウンドは、音質はともかく自然さは結構なレベルまで来たなーという印象。なれてくると意外とリラックスして聴けて良かったりします。当たり前ですがやはりスピーカーには勝てません。でもここまで来たかーと関心はできるレベル。



気になるところ

・サラウンドは接続機器を強く選別する

・iPhone, Chromebookでは正常に動作しない。あるいは全く動作しない。

これくらいでしょうか。

サラウンドは自然に聴けるレベルになったものの、イヤホン・ヘッドホンとの相性がものすごくあり、めちゃくちゃ自然な展開をするものと、めちゃくちゃとっちらかるものに別れます。

それを分かってか、専用のアプリには自社製品はもちろんのこと、有名所のイヤホン・ヘッドホン用のプリセットがあるのですが、対応していない機種のときに選ぶ"Unknown~"のほうが自然な始末。

自力でイコライザをいじることもできますが、途方もない努力と研究が必要なため、偶然合うイヤホン・ヘッドホンもしくはプリセットを見つけるほうが早いです。(何も、実際につけてる機種のプリセットを選ばなければいけないわけではないので。)

傾向としてはサラウンドオフの通常の音楽鑑賞でボーカルが強く前に出てくる機種はサラウンドオンにするとひどいことになります。

また、ゲーミング用を謳っている割にはゲームに強いiPhoneで動作しません。これはとても残念。あくまでAndroidかPS4/5、Switch、PC用ですね。素直に対応機器で使いましょう。

あ、ちなみに私はXBOX勢ですが、そもそもUSBオーディオには対応していませんのであしからず。_(:3 」∠)_

※次期iPhone(2023モデル)はTYPE-C搭載が予定されているという噂なのでそれに期待しましょう。


まとめ

・音質方面に変態的な情熱を注いだドングルDAC「じゃない方向」に変態なドングルDACが欲しい方におすすめ。

これに尽きます。

サラウンドオフでもちゃんといい音なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

では、今回はここまで。(*´Д`)ノシ

ぽぷりのLeave me alone.

オーディオ歴20年以上のとある販売員が突然始めたブログ。(*´꒳`*)

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