QoA Affinity レビュー


こんにちは。ぽぷりです。(・ω・)

今回は製品のレビューです。

紹介するのはQoAのAffinityという製品です。

日本でのレビューが壊滅的になく、「海外では不評みたいですね」みたいな切り取り紹介しかされていないので取り上げてみました。

購入先はヨドバシカメラ。なぜか安くなっていて、元々12980円スタートだった商品ですが9980円+ポイントで買えました。

QOA Affinity



スペックとか

まずは簡単にスペックなどを見てみましょう。

インピーダンス:22Ω
感度:99dB
プラグコネクタ:0.78mm 2Pin
プラグタイプ:3.5mm シングルエンド
ケーブル長:約1.2m
ドライバ:10mm チタンコートPENダイアフラムダイナミックドライバ
再生周波数帯域:20hZ-20kHZ 

以上、公式サイトより。

インピーダンスは22Ωとやや低め、感度は99dBと低めです。

インピーダンスは低いものの、感度も低いため音量の取りやすさは普通かやや取りにくいです。

22Ωと電圧はあまりいりませんが、電流はそこそこ消費する部類に入るので、DAPやAMP推奨です。まあ、最近のチップセット内臓HPAMPもめちゃ性能いいので、ドングルDACでも全然OKですね。

ドライバーはダイナミック1発です。素材はPENとちょっと珍しい。
PENはPETの上位互換的存在で、TEIJINのHPより拝借すると以下のような特徴があるそうです。

  • 透明性を有します
  • PET対比+50℃の耐熱性を有します
  • PETより耐加水分解性に優れ、長寿命です
  • PETやPCより耐薬品性に優れます
  • アウトガスや有機物の吸着は低レベルであり、汚染の懸念を軽減します
  • 紫外線(~383nm)を吸収し、内容物を保護します

とはいえ、この項目内では特に振動板に適した追加の特徴があるわけでもないのであまり気にしなくてよいかと。

なにがしかの優位性、もしくは特徴の通り耐久性も狙っているのかもしれません。


見た目とか構造とか

見た目をご覧ください。

かっちょいい


ケーブルも品質高い


どうですか?きれいですよね?

見た目の満足度は非常に高いです。

付属のケーブルも美しく編み込まれ、リケーブルの必要性を感じません。(ちょっと重いですが)

構造についてはあくまでオーソドックスですが、音導管部分に独自の工夫が施されています。

ステンレス製の音導管が用いられており、公式ページによると

音響分野の技術であるステンレス製HF(high frequency)音響管。
Affinityは独自に研究開発をした D.L.R.Cシステム を Dual Layer Resonance Control の略として命名しました。
D.L.R.Cシステムとは、Dual Layer Resonance Controlの略で大きな特徴としては音の周波数を高める特徴があります。
音が一般的な音響管を通過して音孔と呼ばれるノズル先端部の音が出る穴に到達する際にある程度減衰します。
D.L.R.Cシステムはそれを効果的に回避し、音の減衰を抑えつつ、空間表現力を高め、素材を高純度ステンレスを採用したことにより一般的なダイナミックドライバだけでは到達できなかった美しい高音域を実現し、広いサウンドステージとリアルな音を実現します。

とのことです。

要は高域の減衰を少なくして高域の再現性を上げようということです。

あくまで音導管部分での減衰を減らしたもので、音導管出口部分の音響フィルターでは高域を減衰していると思います。

音響フィルターは通常として刺さりやすい部分を減衰するために設けますが、同時に目的外の部分も減衰させてしまうデメリットがあります。

そこに到達するまでを極力減衰させないというコンセプトでしょう。

良い考えだと思います。

フィルターも独特。この奥に秘密が。



音質とか

音質についてはやや高域よりかな?というところですが、音場が広く自然で聞いていて閉塞感がなく、個人的には結構好きな音です。

高域は強調された高域と思う人が多いかもしれませんが、減衰されていない高域というほうが正確です。いずれにせよ例の音導管の影響か他のイヤホンと違う独特な鳴りをします。これが不評の原因かもしれませんね。

でも個人的には不自然とは思わず、単純に「違うかな」と思います。

音茶楽とか高域の減衰を工夫しているメーカーの製品は特長的な音だと言われれることが多いですが、この製品もそういう部類でしょうか。それだけ我々が音響フィルターによって減衰された音に慣れているといえるかもしれません。

低域はドンドンというよりトントンという感じですね。屋内での使用では特に問題は感じませんが、屋外で使用する方は不足すると感じるかもしれません。ただ、沈み込みは結構深く、海外の音源に向いているかもしれません。



まとめ

  • 音質はやや高域より
  • 音は好みが分かれる
  • リケーブルの必要性は感じない
  • 見た目はとても良い
  • 追加でいじる必要がないのでコスパが高い

こんな感じでしょうか。

わたし自身は買ってよかったなと思っています。

店頭での試聴だと目立たない音なので、じっくりと試聴するとよいと思いますよ。

では、今回はここまで。(*'ω'*)ノシ

ぽぷりのLeave me alone.

オーディオ歴20年以上のとある販売員が突然始めたブログ。(*´꒳`*)

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